トラックボールのセンサ

トラックボール部は今回の製作の中でも、大きなチャレンジだった。キーボード部は、最初からNyquistを改造して使うことを決めていた。キットだから作例も多く、あまり問題になることはない。しかし、トラックボールの自作となると、ネットを見てもあまり作例は多くない。何より、わたし自身が以前、一度製作に挫折している。
最初は市販のトラックボールのボールカップとセンサをそのまま流用して試作してみたのだが、これでは、トラックボール部とキーボード部を連動して制御できない。一体化する意味が半減してしまう。となると、ボールカップ3Dプリンタで自作し、市販の光学マウスセンサをNyquistにつなげるか?そう思っていはいたものの、何しろ素人。マイコンを使ってセンサICを制御したことなどなく、自分にできるかどうかも分からない。
いろいろ思案していたところ、Bit Trade One でAvago / ADNS-5050という光学マウスセンサを販売しているのを目にした。
今や、マウスが数百円で買えることを考えると、センサだけで880円はあまり安くはないが、何しろデータシートはあるし、いろんな面で信頼できる。
しばらく悩んだが、やる気を出すために(埋没費用効果?)買ってしまうことにした。