Bit Trade One のBTOSショップでハロウィーンセール開催、ということで、USB2BT+
ADU2B02P USB2BT PLUS | Bit Trade One, LTD (bit-trade-one.co.jp)
を買って、長年使ってきたFilco Majestouch Miniに接続して試してみましたので、ちょっとご紹介します。
このキーボードは日本語キーボードですが、私は英語キーボード配列に慣れているので、OS(Windows/Mac両方に切り替え機を介して接続)には英語キーボードとして認識させる、というちょっと変わった使い方をしていました。(ハード的に日本語配列のノートPCで、英語配列っぽく使うためにこの手法(配列)に慣れた、というのがこんな使い方をしている大きな理由です。)
さて、右下のあたりに変な(汚いw)キーキャップが見えると思います。これは先日Twitterには書いたのですが、シフトキーとカーソルキー周りの配列を変えるため、3Dプリントしたものです。このMajestouch Mini、元の配列ではシフトキーが一番右にあって、右シフトが押しにくかったんですね。これを改善するため、キーキャップを3Dプリンタでプリントして、基板に物理パッチをあて
元は \ 上 シ だったものを シ 上 上
左 下 右 左 下 右 (「シ」=シフトキー)
と配列したものです。シフトキーの幅を右に広げるため、カーソルキーは軸から右にオフセットして配置してあります。押し心地は良くありませんが、そんなに多用するキーでもないので今のところそんなに問題は感じていません。ただまぁ、プリントがうまくいかず、だいぶ見た目が悪いのが難ですが。
この改造をした後で、USB2BT+が届いたので、さらに、USB2BT+のReplay Key機能を使って、EmacsっぽいControl-F -> 右などのカーソル移動や、無変換キーをEnter、変換キーをBackspaceなど、EdoBall KB-I で試した親指多用なキー配列を試してみたところ、なかなか使い勝手が良くなりました。作成したReplace Key機能のためのCSVファイルの内容は以下のとおりです。上書きしたControl + (X)はShift + Control + (X)に割り当ててみました。これでも実使用上はあまり問題なさそうです。Kanaキーによる変換モードの切り替えは、ブラウザなど、アプリによってはうまく動かない場合があるようです。
// Emacs Like key bindings | |||||||
version | 1 | // 常に1 | |||||
device_bitmap | 7 | // (7)全デバイス/(1)device1のみ/(2)device2のみ/(4)device3のみ | |||||
ctrl_capslock | 0 | // (1)CTRL/CAPSLOCK入れ替え | |||||
// | 入力シフト | キーコード | 出力シフト | キーコード | |||
convert[0] | 0x00 | 0x8B | 0x00 | 0x28 | // 無変換 - Enter | ||
convert[1] | 0x00 | 0x8A | 0x00 | 0x2a | // 変換 - Backspace | ||
convert[2] | 0x01 | 0x09 | 0x00 | 0x4f | // C-f - Right | ||
convert[3] | 0x01 | 0x05 | 0x00 | 0x50 | // C-b -Left | ||
convert[4] | 0x01 | 0x13 | 0x00 | 0x52 | // C-p - Up | ||
convert[5] | 0x01 | 0x11 | 0x00 | 0x51 | // C-n - Down | ||
convert[6] | 0x01 | 0x07 | 0x00 | 0x4c | // C-d - Delete | ||
convert[7] | 0x01 | 0x04 | 0x00 | 0x4a | // C-a - Home | ||
convert[8] | 0x01 | 0x08 | 0x00 | 0x4d | // C-e - End | ||
convert[9] | 0x03 | 0x09 | 0x01 | 0x09 | // C-S-f - C-f | ||
convert[10] | 0x03 | 0x05 | 0x01 | 0x05 | // C-S-b - C-b | ||
convert[11] | 0x03 | 0x13 | 0x01 | 0x13 | // C-S-p - C-p | ||
convert[12] | 0x03 | 0x11 | 0x01 | 0x11 | // C-S-n - C-n | ||
convert[13] | 0x03 | 0x07 | 0x01 | 0x07 | // C-S-d - C-d | ||
convert[14] | 0x03 | 0x04 | 0x01 | 0x4a | // C-S-a - C-a | ||
convert[15] | 0x03 | 0x08 | 0x01 | 0x4d | // C-S-e - C-e | ||
convert[16] | 0x00 | 0x88 | 0x04 | 0x35 | // kana - Alt + 全角/半角 |
Replay Key機能だけならArduinoを使えば自分でも簡単に作れそうですが、USB Host Shieldが必要だったりで、結構材料費がかかりそう。なによりコンパクトで、デザインもカッコいいので買って満足な製品でした。(BT機能は今のところ使ってませんが、使うこともあるでしょう。)